5月22日 消防訓練を実施しました~患者様の安全を守るために~
2025/06/05
皆様、こんにちは。楠病院 広報担当です。
日頃より当院の運営にご理解とご協力を賜り、誠にありがとうございます。
さて、当院では去る5月22日(水)、患者様と職員の安全確保及び防火・防災意識の向上を目的として、消防訓練を実施いたしました。
今回の訓練は、万が一の火災発生時に迅速かつ的確に対応できるよう、実践的な内容を中心に行いました。
楠病院公式Youtubeはこちら→【消火器の使い方と病院火災が発生した時の対処の方法】楠病院 院内研修
1.水消火器を使用した初期消火訓練
まず、職員を対象に水消火器を使用した初期消火訓練を行いました。消防署の方にご指導いただきながら、消火器の正しい使い方を再確認。
「火事だー!」と大声で周囲に知らせる
安全ピンを抜く
ホースを火元に向ける
レバーを強く握って消火剤を放射する
といった一連の動作を、一人ひとりが実際に体験しました。煙や熱気がない訓練用の水消火器とはいえ、実際に操作することで、いざという時の心構えができたと同時に、初期消火の重要性を改めて認識しました。
2.病棟での火災発生を想定した訓練
次に、病棟内で火災が発生したとの想定で、対応訓練を行いました。
火災発見と初期消火: 第一発見者による大声での通報、周囲への応援要請、初期消火活動。
通報連絡: 消防署への迅速かつ正確な通報、院内放送による全館への火災発生連絡。
訓練中は、実際の火災さながらの緊張感の中、職員一同真剣に取り組みました。特に病棟では、多くの患者様がいらっしゃるため、職員一人ひとりの冷静な判断と迅速な行動、そして何よりもチームワークが不可欠です。今回の訓練を通じて、それぞれの役割や手順を再確認し、改善点も見つけることができました。
訓練を終えて
災害はいつ、どこで発生するかわかりません。特に病院という場所では、多くの患者様の生命をお預かりしているため、日頃からの備えと訓練が極めて重要です。
今回の消防訓練で得た経験と反省点を活かし、今後も定期的な訓練を継続することで、職員一人ひとりの防災意識を高め、万が一の事態にも落ち着いて的確に対応できる体制づくりに努めてまいります。
患者様ならびにご家族の皆様には、訓練中ご不便をおかけした場面もあったかと存じますが、ご理解とご協力を賜り、心より感謝申し上げます。また、今回ご指導いただきました倉重ポンプ様にも御礼申し上げます。
今後とも、皆様が安心して医療を受けることができる環境づくりに、職員一同全力で取り組んでまいります。
【記事作成日:2025年6月5日】
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